metukiwaruiko’s blog

まだ内緒の話

早く春になってほしい話

つい先日、最近の話。21時というかなり遅めの時間に出勤だった日のこと、

 

 

16時に起きて、長々と風呂に入った。どうせ家を出るのは20時近くだ。遅めの出勤の時ほど、いつもと同じに起きる。そうして、出勤までの時間をゆったりと過ごすのがお決まりだ。浴槽にお湯を張り、薔薇の香りがする入浴剤を一個、放り投げる。

しゅわしゅわ、と小さな音と泡を立てて、可愛らしい香りをする丸い入浴剤が、少しずつ溶けて形を変えていく。その様を眺めながら、家に誰も居ないのをいいことに、YouTubeを爆音でかけ流す。でも、その音量もシャワーを浴びている間は全く聴こえない。

 

髪から体、歯を磨いて顔を洗う。全ての工程を終えてから、綺麗になった体で湯船に浸かる。その頃にはもう、浴槽の中は薔薇の香りで満ちていて、それから少しシャンプーやトリートメントの香りが混じっていく。首を揺らせば、自分の髪からとてもいい匂いがする。

 

ようやく、YouTubeの音楽が聴ける。動画はあまり観ない。あくまで、音楽を聴く。お風呂の中で聴く曲って、どうしても少し攻撃的かつエロティックな音楽を選びがち。

最近はずっと[A]ddictionを聴いている。恋人もかっこいいね、と言ってくれた曲。局長は勿論のこと、歌詞も大好き。寧ろ歌詞がメインで好きかもしれない。正に自分の恋愛観そのもの過ぎて、ああもう大好きって感じで

 

この曲を聴いてると、自然と腰が揺れる、体が揺れて、とてもキモチイイ。

 

 

灰皿も用意して、煙草を吸う。風呂の中で吸う煙草は、また一味違っていい。

 

 

あと、これは完全に私のフェチの話なんだけど。ジーパンとか、そういうのを履いているけど上半身はブラだけってめちゃくちゃエロいよね。男の人でも、上裸って凄くセクシーだと思うの。その上、ネックレスや腕時計とかの何かアクセサリー的なものだけ付けていたらもう堪らなくエロい。だから私は基本的に上裸の時は腕時計もネックレスも付けている。ネックレスは恋人とお揃いのものだから、普段から肌身離さず付けているけど。加えて貴金属を身に付けている感じが好きで、仕事も何もないのに腕時計も付けてしまう。洗い物やお風呂以外は、常に腕時計も付けている。

これも恋人から頂いたものだ。とてもとても大事に使わせて頂いている。デザインも凄く好きで、もう純粋にお気に入り。センスが神だと思っている

 

 

私はかなりお湯を熱くしてしまう。シャワーの温度も基本的に高くて、特に浴槽に湯を溜める時の温度は、とてつもない熱さ。多分45度くらい、もしかしたらそれより高いかも。それくらいの熱めの風呂に入るのが好き。のぼせそうになったら、そのタイミングで浴室のドアを開ける。冬じゃないと楽しめないのよね、この感覚は。冷たい空気が一気に入り込んできて、その温度差が凄まじく快感なの、空気の匂いの違いさえも

 

顔から肩へと急激に冷えていく、外から入り込んでくる空気の冷たさが、とても良い。噎せそうなほどの浴室内の香りが、クリアになっていく、その移り変わりもとても好きで、何故だかその瞬間、春を感じる。春の宵を、いつの季節でも楽しめるのがこの行為だ。早く春になってほしい、待ち遠しくてつい、疲れるとこれをやってしまう。

 

 

社員時代、一人暮らしだった頃。ストレスの限界が来ると、上記の一連の流れに加えてのぼせながらストロングゼロを3缶くらい一気飲みするという自殺行為をよくやっていた。あの頃は今よりも酒との付き合い方がクソだったし馬鹿だった。死にに行ってたし、酒に酔わないと本音も言えなくて、家事もできなかった。仕事が終わっては、24時間やってる日高屋でラーメンとか炒飯とか食べながら、絶対にレモンサワーがお供だった。日高屋のレモンサワーって、なぜかとても焼酎が濃いの。あ、ウォッカかもしれない、あの味は。ストゼロかよってくらい濃くて、それがジョッキでくるものだから、お手軽に酔っ払えたっけ。一人で何やってんだって感じだけど、きったねえ店で沢山の中年のサラリーマン達が愚痴を吐いていたり、何かもーよく分かんない人達がたっくさん集まって、飲んだり食ったりしてんの。その中でぽつんと一人、私だけが孤独に感じてたなあ。でもその孤独感が快感だったりもしたから、やっぱり根本的に一人が好きなのかもしれない。恋人と居る時だけは例外だけど、それでも一人の時間は欲しい

 

毎回一人で会計が三千円超えてた。ほとんどがレモンサワー。一人でべろべろになりながら、フラフラしながら自転車で帰るの。マンションに。で、ドアを開けて、付けっ放しの電気に安心して、鞄を放り投げてお湯を溜めて、テレビを付けて洗い物をする。流れっぱなしのテレビは大して観ないで、浴槽の中で自殺行為。体が冷える前に上がって、布団にダイブして、日報と明日の予約の管理チェックと、週報と、FBと、ワインの記事を書いて、スマホを壁にぶん投げて、ぬいぐるみを抱き締めて眠る。

 

そんなやさぐれた毎日を送っていたっけな。

 

香りものが好きだから、あの頃は香水もアロマも腐るほど買い込んでたっけ。お金には困ってなかったけど、ストレスが死ぬほどやばかった。

 

 

ああ、懐かしいな。あの日々からもう、三年経とうとしているのか

 

何の話をしていたんだっけ。ああ、そうだ。お風呂の匂いが好きって話、

 

 

 

最近はよく情緒的に生きられていると思う。好きな自分で居られていると思う、

 

 

この間、恋人から珍しく「来ないの?」とLINEを貰ったから、急遽仕事が終わった後恋人の住むマンションにお邪魔した。少しは寂しいとか、会いたいと思ってくれたのだろうか、と嬉しく思う。

恋人ともう酔っ払わない、という約束をしてから、本当に酔わなくなった。仕事柄、のみ営業とかもあるのでその状況に応じて飲まざるを得ない日もあるけど、無理はしなくなった。ちゃんと水を飲んだり、ダミーを作れる時は基本ダミーで、あ、もういいかなって思ったらちゃんと逃げるとか、そういうのを本気で対策するようになった。お陰様でしんどくならなくなった。

 

お喋りして、恋人がゲームをやってるのを眺めて、抱き合って眠る。そういえば久々に飲んだな。不思議と飲みたくなるのは、恋人だからだろうか。多分、そうだと思う

 

恋人の身体からは、いつも良い匂いがする。少し甘い匂いで、かいでると眠くなってくる。安心するし、癒される。早く引っ越したい、し、早く一緒になりたい。今の生活から解放されたい、なんて。

 

最近は本当に疲れてしまって。夫の一挙一動にイライラする日々で、でも夫は微塵もそんなことは気付くはずもなく、でも今日、久しぶりに外食をしたら真剣に心配された。

最近は本当に心配だよ、軸がぶれぶれで、今まで見たことがないくらい情緒不安定じゃん、と言われた。

 

「少なくともこの三年間、俺は宵さんのことは誰よりも見てきてるし解ってるつもりだから」

 

 

心の中で腹を抱えて笑い転げる。そうね、誰よりも見てきているとは思う、けど、解ってない。あなたは何も解ってない!

 

私はそんな単純でもないし、あなたにはごく一部の一面しか見せてないのよ。こうすればあなたは喜ぶでしょ、こうすればあなたからの信頼を得られるでしょ。こういう女が好きなんでしょ?全部知ってるよ、どんな女と浮気したがるのか、どの女に下心を持っていて、どの女には本気で興味がないのか

私のことでどんな部分が嫌いなのかも、私をどんな人間として見ているかも全部知ってるよ。

 

やりとりだけを知ってるのだと、思っているのだろうね。それ以外も腐る程、沢山知ってるのに。三年も一緒に居たんだよ、どれだけ私が人を観察するのに優れているか知らないでしょ。眼球の動かし方、会話の間のコンマ一秒、全部全部把握している。嘘をつく時は必ず指先を一瞬見るものね。イラッと来たら口角の右端だけがわずかに釣り上がる。そういう自分じゃ分からない他人の癖を、私はずっと見続けている。だから全部分かるよ、あなたが本当は遊び人でも何でもなくて、私に見栄を張っていることも、もう何度も嘘の武勇伝を聞かせてしまってる手前、引っ込みがつかなくなっていることも、遊び始めたのはつい最近だってことも、全部知ってる。そして私にはそんな観察眼は持ち合わせていないと思っていることも、こういう話し方をすれば私が従順に言うことを聞くものだと思っていることも、私の手懐け方を間違って把握していることも、何もかも知ってるんだよ、こっちは。

 

 

早く、早く終わりにしたい。引っ越したらすぐに行動だな、未練も何もない。疲れてしまった、私のことを全部解ってるように言う、全然そんなことはない。結局私の根本的な所は何も見えてくれなかったね、まあ、見せようともしてないんだけどさ

 

最近は職場の早上がりが苦痛で、極力残してもらうようにしている。

家に帰りたくないんです、と言うと店長も副店長も察してくれるので、申し訳ないと思いつつ、ありがたく店に残してもらったり。サビ残でもいいから帰るのだけは勘弁してくれとお願いしている

 

ま、そんな話は置いておいて。

 

 

こんなはずじゃなかったな、って人生でもなく、かといって期待通りでもなく、私の今は多分一番充実しているのではないかと思いました

 

全然こんなつもりじゃなかったけど、それでも大事にしてきた情緒は日常生活の端々でちゃんと味わえているし、恋人はエモいし(?)、人って思ってる以上にきったねえなって思いながら色んな人を見ているけど、それでもまだ灯を、風の匂いを、五感で美しいと思える自分が居る、それだけで十分だと思う

 

高校生の頃は、大人になったら下北沢か高円寺か江古田で、家賃のめちゃくちゃ安いおんぼろアパートに住むのが夢だった。恋人と夕暮れ時手を繋ぎながら商店街に夕飯の買い物を一緒に行くのが夢だった。白いスーパーのビニール袋からネギとかが飛び出てて、その袋卵入ってるから気をつけてよ、なんて言い合いながら一緒にぼろアパートに帰って、お風呂沸かして、洗濯機は外にあったりして。そんな生活をしてみたかった。舌ピとかピアスばちばちに開けて、髪の毛とかすごい色にして、服装はだるっだるで。シャワーを浴びたら、髪の毛とか乾かさないで外に出るような、そんな生活をするサブカル系の大人になりたかった。

 

漫画家にもなりたかったし、小説家にもなりたかった、し、小説家になるものだと思ってた。現実はとても厳しいね、お金が無ければ生活はできないし、今はもう下町情緒溢れる煙草屋のおばちゃんも居ない。

 

あ、クレヨンしんちゃんの、オトナ帝国のあの街の住人になりたかった。

 

 

昭和に生まれたかった。バブルの時代を見てみたかったし、明菜ちゃんをリアルタイムでテレビで観たかった。ドリフとかもさ、まだ長さんが生きてた頃とか、皆が若い頃のを観てみたかったし、ボディコンとか着てみたかったな。あの時代のメイクも髪型も凄く好きで、とにかく昭和が好きで好きで、生まれてもないのにその時代が恋しい。

 

色々、こんなつもりじゃなかったけど、それでも満足のいく人生は送れていると思うし、何だかんだで私は幸せ者だと思う

 

思い通りには、なっている方だと思うから

 

このまま恋人と幸せに生きられればいいなと、思う

 

 

何だかよく分からないブログになってしまった。最近は考えることが秒単位でコロコロ変わってしまうので、収拾がつきませんでした。頭の回転が速くなったってことにしよう、そうしよう。