metukiwaruiko’s blog

まだ内緒の話

雨音と現実感の話

夜の雨音というのは、風情があっていい。 そして、隣で眠るこの人が、恋人であるという事の現実感の無さよ 男の人って皆似た所があるから、ふとした瞬間に今隣に居るのが誰なのか分からなくなりそうな、妙な錯覚に陥ることがある。 今こうして、横になって暮…

身体の色々な話

5月9日、恋人との間にできた赤ちゃんを堕ろした。 淡々と血液検査や子宮内検査が行われ、自分もまた淡々とそれを処理してしまう事に何となく罪悪感を感じる。 中絶手術当日、初めて赤ちゃんの写真を見て、ああ、案外まだそこまで育ってなかったんだな、とい…

初夏の香りの話

風の匂いに敏感になり過ぎるくらいの体になってしまったので、今の季節の変わり目にはある意味調度良かったのかもしれない、が、辛いものは辛いので、早く終わる事だけを祈っている。 まさかコロナの影響で荷物がここまで遅れてしまうとは…… こんなご時世で…

時が止まる中での話

時が止まる、と言うのはあくまでも比喩であって、寧ろ現実は残酷なくらいあっという間に時が過ぎていく。今の私はこれ以上荷物が届かないまま、時に進まれてしまうと非常に困る立場にあるのだが。 恋人との、子どもができた。 お腹の中に、まだ居る。 実感は…

長い休みと自由の話

最近になって、某コロナの影響でついに会社が休業になってしまったので、長い長い休みを貰った。とはいえ、休みという名の実質無職期間のようなもので、今現在ほぼニートとして恋人の家にずるずると居座っている 外食産業がこんなにも大打撃を受ける日が来る…

移り目と変わり目の話

早く春になって欲しい、と願っていたら、いつの間にかもう春になっていたお話 寒い寒いと凍えていた冬も、いつの間にやら少しずつ春と交代をしていたようで ただ、今年の春はあまりにも世界的には辛いものとなった コロナが流行ってからというもの、飲食業界…

早く春になってほしい話

つい先日、最近の話。21時というかなり遅めの時間に出勤だった日のこと、 16時に起きて、長々と風呂に入った。どうせ家を出るのは20時近くだ。遅めの出勤の時ほど、いつもと同じに起きる。そうして、出勤までの時間をゆったりと過ごすのがお決まりだ。浴槽に…

好きな作品の話

風邪をひいた。 久方ぶりに身体を壊した。全身の痛みは昨日からしていたけど、てっきりあの馬鹿猫を救出する時に無理をした身体の痛みだと思った。 一日中働いて、クタクタになって自分も雨に濡れて帰ってきて、そこからずぶ濡れの猫を救助した。 自分のシャ…

年末年始の話

明けましておめでとうございます 本年も宜しくお願い致します。 年末年始、ずっと恋人と一緒に居た。晦日は会社の忘年会があって、とても楽しかった。 皆それぞれ楽しんでいたし、私もバタバタながらにとても楽しく、そもそも人の世話をするのは好きだからあ…

一日の話

昨日は帰宅してから、翌日早入りだということも分かった上で、魚喃キリコを全巻読み漁っていた。 そして、今日は仕事を終えて、クタクタになって帰ったあと、夫が作ってくれた料理を一緒に食べた。久しぶりに、一緒に食事をした気がする 夫は年末調整ではな…

欲しいものが手に入りません。

昨日恋人が休みの日だったから一日一緒に居た。 居酒屋で飲んで食べて、最後恋人の店に行ったのだけど、やっぱり私はあのマネージャーが気に食わない せっかくの恋人とのデートだったのに、最後の最後で謎の説教食らったのも気に食わないし、何か思う所があ…

風と夜の匂いが君に変わる日

25歳のフリーターもどきが、今更になって人を好きになってしまった話をしようと思う。 仕事から帰ってきて、まずすることはゴミ捨て。それから、立て掛けておいたエアーベッドを倒し、座って煙草に火を点ける カチッ、シュボッ、カチッと音が鳴るこの火付け…