好きな作品の話
風邪をひいた。
久方ぶりに身体を壊した。全身の痛みは昨日からしていたけど、てっきりあの馬鹿猫を救出する時に無理をした身体の痛みだと思った。
一日中働いて、クタクタになって自分も雨に濡れて帰ってきて、そこからずぶ濡れの猫を救助した。
自分のシャワーよりも何よりも猫のシャンプーを最優先して、ドライヤーで時間をかけて乾かしてご飯をあげて暖かい所で寝かせてやった。
骨折の痛みは悪化したし、全身の痛みで寝れなかった。骨が折れてるのに飛び上がったりよじ登ったり飛び降りたりしたから。
激痛よりも猫をなんとか捕まえることの方が上回った。当然全て終わって寝る頃には最悪の状態だった。
それでもまた次の日朝から仕事に行った。
また猫が居なくなった。らしい。
夫が洗濯物を取り込む際にばっと飛び出たらしい。
そして帰ってこない。
私があれだけの自己犠牲をしても、猫は返してはくれなかった。
風邪の原因は何だか分からない。
ホテルで移された可能性も大いにあるし、電車の中かも知れないし、疲労の蓄積かもしれない。
猫を助けるためにしばらく雨に濡れたあの夜が原因かも知れない。
最早、どうでもいいことだ。
もうどうでもいい。不思議と悲しくも寂しくもない。あいつは野良に帰りたかったのかも知れない。
餌の保証もない、ましてほとんど今住んでる所の外は出たことがない、爪もそこまで尖ってない、餌のとり方なんて知らないだろう。
温室育ちだから冬毛にもなってない。
そんな元野良とはいえ、家猫である時間の方が圧倒的に長いあの馬鹿は、自分で出て行ったのだ。
餌はきっと取れないかも知れない。また雨が降ったら濡れて震えてるかも。
雨が降らなくてもこんな真冬の寒空の下、きっと凍えてるに違いない。
それでもあいつが選んだことなのだ。
もう探すこともしない。
多分、あいつはもう帰ってこない。そんな気がする
風邪をひいた。
珍しく熱が出て、酷い頭痛と全身の痛みと、軽度の吐き気に、激しい悪寒と大分重症だ。
気力で持たせていた分、一度崩すと症状が一気に出る。
ロキソニンを買ってきてもらって、鍋を食べてアクエリアスをがぶ飲みしたら多少は良くなった。
風邪と猫の件で多少精神的に辛くなってしまったので、激甘のココアを作って飲んだ。
とっておいた安定剤も一緒に飲んで、瘡蓋を抉る程度で済ませられた。
せっかくの休みなので、好きな作品にでも浸ろうと思って。
自分のご機嫌は自分でとらなければならない。
当たり前のことでも、昔の私にはそれが難しかった。
好きな漫画、一位は何と言っても浅野いにお。それに次ぐのが魚喃キリコ
それから、丸尾末広、古屋兎丸、岡崎京子、安野モヨコ、ゴトウユキコ、押見修造、中村明日美子、にくまん子、今日マチ子
沢山居る。ここら辺は作者で本を買っているから、ここだけで本棚が大抵埋まる。
作品単体だけなら『潜熱』とか、『銀河伝説銀』とか、『ヘルシング』とか『うしおととら』『アクタージュ』『ランウェイで笑って』その他沢山。ここに挙げるとキリがない。
余白がある漫画が好きで、読んでいると風の匂いまで分かりそうな、懐かしくなるような漫画が好き。
でも泥臭く、人間くさい作品も好きだ。ウシジマくんも読むし、カイジも読んだ。
ジブリも大好きで、特に千と千尋の神隠しが好き。最近観れてないな
逆に少女漫画はてんでダメで、読むだけでアレルギーを起こしそうになるくらい。
特にヒロインがじれったい性格だとか、好きになった男の子が学校一くらいイケメンで優しくてモテモテで、そんな人が自分なんかを気にかけてくれて、みたいなやつ。
超嫌いなんだ、ダメなんだー、ああいうの。
つい、現実と重ねてしまう
イケメンは美人を選ぶし、美人もイケメンを選ぶ。たまに顔面偏差値が釣り合わないカップルも居るけど、大抵はお金か、もしくは余程別のことに秀でているものを持っているかなのだ。
うじうじしてて、奪う気もなくて、ましてほとんど話さないようなクラスの陰キャを陽キャの王子様が好きになる必要性がないし、そんな可能性はほとんどない。
夢物語で、それも超絶都合が良すぎる展開ばかりの少女漫画が大の苦手なのだ。
だから私はほとんど少女漫画を知らない。
そもそも絵柄が得意じゃない。何だあの眼のデカさは。カラコンとアイプチしたってああはならない。それに比べて顔の小ささよ、最近の少女漫画は髪に芋けんぴが付くらしい。
あとやたらとセックスの描写を綺麗に描きすぎているのも気に食わない。
セックスなんて、もっと獣くさいものだろうが。
子作りするための、イルカと人間にだけ付いてきた快楽行為なんだから。あと、蝉もだっけ?
肉を交えて相手を欲するというのは、そんな綺麗なもんじゃない。
少女漫画が苦手という話はこれくらいにしておいて。
好きな作品の話。
アニメもあまり観ないな、繰り返し観るのはヘルシングとBLACKLAGOON、賭ケグルイ、カイジあたりではないだろうか。
アニメは今でこそそういったサービスで全話観られるようになったものの、私が一番アニメを観ていた時期はそんなサービスはなかったし(そもそもインターネット環境が揃うようになったのは私が18になってからである)
アニメって毎週一話ずつな訳で。
待つの嫌いなんですよ。
いっつもいい所で終わっちゃうし、何なら塾とか習い事とかで時間が延びちゃうと観れなかったりとかで、話が飛んだりするともう観るのをやめちゃうんですよね。
堪え性が無いから。どうでもよくなっちゃう
だから、本当にギリギリまで皆で公園で鬼ごっことかして遊ぶ方がよっぽど楽しかったし、田舎っ子だから皆結構大きくなるまでゲームなんて持ってなくて、中学生になっても木登りとかして遊んでいたし、いじめられながら、時々ひきこもりながら、それでも部活には真面目に行ったしコンクールで賞も取ったし、根っからの根暗ではなかったから良かったのかなと思う。
あれ、また話が逸れた。
そんなこんなでアニメはあまり観てなかったけど、深夜アニメとかはたまに観てたな。
リアルタイムで頑張って観てたのは、キングダム、さよなら絶望先生、ロザリオとバンパイア、ああっ女神さまっ、狂乱家族日記とか、そこら辺だろうか。
天上天下観てみたかったな
GTOとかも好きだった。
映画は邦画も洋画もどっちも観る。
邦画だと好きなのは『怒り』『失楽園』『ヘルタースケルター』『蛇にピアス』『渇き。』『冷たい熱帯魚』『嫌われ松子の一生』とか。
洋画は『RED』『プラダを着た悪魔』『ホリデイ』『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『ミスト』『ザ・コア』『LEON』『ターミナル』『永遠に美しく』『タイタニック』『ビッグフット』『クリッター』『スリーハンドレッド』『ジュマンジ』『ファイナルデッドコースター』などなど。
他にも色々あるけど、まぁ大抵ネトフリやアマゾンプライム、ユーネクストなどにあるような作品は大体観ている。
音楽は80-90年代が一番好きで、中森明菜が一番好き。アニソンもボカロも聴くけど、最近の流行りはほとんど分からない。
インディーズの邦ロックとかもめちゃくちゃ聴く。
凛として時雨も9mmも好きだったけど、ほぼメジャー化してからは聴かなくなってしまった。
嘘つきバービーとか、毛皮のマリーズとか聴いていた時代は、私は制服を着ていたし、最高に性に狂って壊れた時代を送っていたから思い入れがある。
クリープハイプとかも、随分懐かしいバンドになってしまった。銀杏BOYZも
洋楽だとSystem Of A Downとか、Die Antwoordあたりかな。
ちょっと宗教めいた香りのする洋楽が好きだけど、こちらも80-90年代の洋楽あたりは色々聴いたりする。
サイモン&ガーファンクルとかも好きだし
新年明けて、嬉しいこともあったけど失うものが少しだけ多くて悲しくなってしまったから、たまには好きなものの話でもしようと思ったのでした。
今度は恋人の好きなものの話とかも聞いてみたいなあ。
ゆっくり、のんびりしたいねえ。
早く体を治して無敵マンになりたい、そんな宵でした。